薔薇の頬

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記憶
自分にとって不利な記憶は、絵の具の色彩が薄れて行くように消えて行く。

もう、確かめるのさえ覚束ない。その資料も写真も廃棄したからだ。

それでもまとわりついて離れないとしたら、それがあなたの本当の記憶。
ウ゛ァンパイアの一族
わたし、これでも、300才なのと彼女は明るく笑う。
「しかし、妹のようにしか見えないよ。これからも、付き合っていこう」

私は震えながら言った。それほど彼女の深かったのだ。俺は聞き役に過ぎなかった。だんだん彼女の頬は紅潮し、眼は研ぎ澄まされていき、俺の喉を見詰めているではないか?

あっという間に俺に飛びかかり俺は蝋のようなミイラになった。あの幸福感は何だったのだろうか?

やがて木枯らしが吹き、俺はむっくり起き上がり、手当たり次第に若い女の生き血を吸うた。女たちはミイラになった。行く末は俺と同じだろう。

俺は茫然とルーマニアの笛を吹く。俺は今では立派なウ゛ンパイア。あと、何年、生きるやらねえ、、
記憶
自分にとって悪い記憶は消え去り、都合の良くない事は段々と絵の具の色彩が消えてゆくように薄れてもう確かめるのさえおぼつかない。
その資料も写真も破棄したから。
それでも纏わりついて離れないものが有るとしたらほんとうの悪い思い出。しょうの合わなかった女のように。その悪夢がもしほんとうの自分であるとしたら僕の人生はいったい何だったろう?
鋭さを失ってしまった頭で考えてみる。僕の人生は苦しむに値したか?そういうような事を考えるのは辛い。色彩をとどめたいた頃のベルリンの町並みの写真、それは自分が一番幸せであった頃を眺めながら老人は葉巻の火を揉み消した。老人の遺体も薄い色彩の写真も焼かれてしまった。葬式屋は、老人の最後の写真を一枚、要求したから。
おしゃべりな歌姫
歌はシューベルト・プログラム
友達
年齢は聞かずともわかっている
Re:sakutaroさん
秋の井戸
あくまで深く誰かが飛び込むのを待つてゐるやうだつた。それは地球の裏側にまで達せ無い事は事実のやうである。
秋遍路、それは高齢者社会を避ける智恵だつたのだが回避された。
今夜も若いソプラノ歌手の声が聞こえる。
Re:sakutaroさん
サーカス
恐い顔のピエロが出てきた
普通は道化た化粧をするだろうに
なんでも、このピエロはピエロの労働組合の組合長であるらしい
ブーイングにもかかわらず、ピエロは出場し続ける
やがて、サーカスに客は来なくなった
Re:sakutaroさん
絶壁の闇金王
今日も同業者が5件、倒産したな、、
ヤミ金が倒産するのもおかしな話だが、、(笑)
笑い事でもないのだ。
実際、うちの家も電気をとめられている。
ろうそくで昨晩、利息を計算したが、、うちもヤバい。
借りた金を貸すだけだが世間で言うほど儲かる商売じゃあない。
一人で取り立てするのも効率が悪いので子分を数人雇っている。
その手当てもさいきん遅配してるから子分たちも働いているのやら?
前は債務者の職場に押しかければ何とかなったものだが。
リストラされちゃって居ないじゃないか?
住所地にも居ねえしな。お隣さんも居ねえし。
ガラガラのアパートじゃないか、、(笑)
笑い事でも無いが。捜すアテもないでは無いが、 交通費が無い。明日の飯代も無い。
職安にでも行って真面目に働こうか?
しかし、使ってくれるだろうか?
ここ、見てる人、俺に金、貸してくれない?
少しでいいのさ。明日、競馬で当てて返すからさあ。。