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けいじばん
セレーネのためいきさん
記事を引用しない
> アヴァローキテーシュヴァラ、日本語では観音様は、日本に入ってきた仏教の中のスーパースターでありまして、悩める人がその名を唱えるとどこからでも飛んで来て助けてくれるという、まるで月光仮面かウルトラマンのような存在に祀り上げられてしまいました。 > 本来は、お釈迦様がシャーリープトラ(舎利弗)に観音様の悟りの極意を授けるというシチュエーションでドラマが展開する般若心経も、悪霊よけの道具にされたり、ガンダーラにお経を貰いに行く玄奘三蔵の毒蛇よけの道具にされたりして、すっかり庶民に馴染みのモノになっちゃいました。 > 言い換えれば、観音様が居たからこそ日本でこれだけ仏教が隆盛を迎えることが出来たわけで、そうじゃなきゃ今頃はなんだか分からない宗教が蔓延してたかもしれません。 > 日本人がせっせと仏教について教えを請いに行っていた中国も同じで、様々な宗派は淘汰されて、今では座禅を組みながら「南無阿弥陀仏」を唱えるんだそうですよ(笑) > だから、仏教史を研究するなら日本へ行けというのが世の合言葉だそうで、文明や文化の流れ着く先としては少し効用があるのかも、なんて思っちゃいますね(^^)
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