1 友光賢二郎 総格37画 

自然と一体になる

竹の子を育む

良寛禅師様は粗末な草庵に住んでいらっしゃいました。床下から竹の子が生えてきました。もっと伸ばしてやろうと、床をはずしてやりました。竹の子が天井に達すると。天井板をはずして、もっと伸びるようにしてやりました。さらに暗い天井に入って屋根にも穴を開けるために、ロウソクをともしたところ、火が屋根に移って焼いてしまいました。竹の子がかわいそうだと思って、前後を考えずに屋根を焼いてしまったのです。常識からすれば、まったく愚かな行為でありますが、そこには竹の子になりきっていた良寛禅師様がいらっしゃいました。いや、竹の子が良寛禅師になっていらっしゃいました。理屈など考えずに、心から自然と一体となって愛しましょう。自然と自分との一体感を求めましょう。凄い美しい円い心をした凄い優しい良寛禅師様