1 無名さん

聞いて下さい。続き

そして、私は段々その彼に惹かれていったんです。いけないと思うたび、私は彼のことが好きになっていきました。どうしようもなかったんですが、Yにはそのことは秘密にして、彼の話をしました。それでも応援していました。彼を好きになったのはYが最初…。絶対、スキになってはいけない。応援しなきゃいけないんだ!ずっとずっと、その言葉が頭の中をよぎります。そして、Yは彼に告白しようかなと言ってきたんです。ああ、やっぱり私の想いはこのまま、消えていった方がいいんだ。そう思いました。でも結局、Yは彼に告白しませんでした。
部活引退。Yは彼と話さなくなり、私とYも段々話さなくなっていきました。少したってから、私はYに、彼のことはまだスキかと聞きました。そしたら、もうどうでもいい。そう言いました。もしかしたら、私はここでもう一度スキになっても良いのかしれない、ずっと強くなっていた彼への気持ちは、そう言っていた気がしました。
それから、私はまた彼と話すようになり、クリスマス前、告白しました。なんと答えはOK!付き合うことになり、その時は本当に幸せでした。
2 無名さん
次は『聞いて下さい最後』です。