ﾈｯﾄで共犯募集

風俗店を狙った緊縛強盗事件で、警視庁に強盗容疑で逮捕された男が、インターネットの掲示板で共犯者を募って、首都圏で約２０件の犯行を繰り返していたことがわかった。逮捕されたのは、住所不詳、無職新見賢容疑者（５２）。調べによると、新見容疑者は昨年１０月２日未明、すでに強盗罪で起訴された住所不定、無職木村智徳被告（３４）ら４人と共謀し、東京・新宿区の風俗店で、店長ら２人の手足を粘着テープで縛り、現金約１０万円を奪った疑い。この事件では、新見容疑者以外の４人が現行犯逮捕されたが、調べに対し、「インターネットの掲示板で募集に応じて強盗団になった」などと供述した。新見容疑者は昨年夏、インターネットの掲示板に、「お金に困っている人を募集」などと書き込み、木村被告ら４人が応募し、新見容疑者は直接面談したうえで、強盗団に“採用”していたという。