1 アーク

イラク、臨戦態勢 どう思います?

イラクは17日までの武装解除を求める事実上の「最後通告」を突き付けられた。フセイン政権はこの数日、予備役の招集や精鋭部隊の再配置など、臨戦態勢の構築を急いでいるもようだが、8日も「実質的な武装解除」である弾道ミサイルの廃棄を続けた。安全保障専門家は「査察への協力は最後まで維持し、開戦に至っても『理由のない戦争』を印象付けるのがイラクの戦略」と述べた。
 イラクからはここ数日、地方駐屯の精鋭部隊が首都バグダッドの周辺に移動したとの情報が断片的に伝えられている。また、ロンドン発行の8日付アラビア語紙アルクッズアルアラビは、イラク紙の報道として、イラク政府が約65万人といわれる予備役の一部に、新たに招集を命じたと報じている。戦争に備えた態勢作りは水面下で着々と進んでいるようだ。