…

ﾃｸﾃｸ…
｢おい、見たか？今の女の子。めっちゃかわいくねぇか？｣
｢べつに〜｣
｢あぁ、あんな女の子とやれたらなぁ…｣｢じゃあ、やれば？｣
｢馬wwお前｣
｢ぁあ？｣
｢やりたいと思ってやれたなら苦労せんわ｣
｢確かにね｣
｢でも良かったなぁ｣
｢聞いてみれば良いじゃん｣
｢聞けるか！アホ！｣
｢聞けないの〜？ヘ〜タ〜レ〜｣
｢うわ、猫のおめぇに言われっと極端に凹むわ｣
｢だって聞けないんでしょwwﾌﾟｯ｣
｢てめっ、ﾌﾟｯておい。じゃあてめえ聞いて来いよ｣
｢僕は純粋な子猫様なので興味ありません｣
｢良いから聞いて来いよ。それともやっぱ聞けないのかww｣
｢あぁうっせぇなヘタレ主が。聞いてくりゃ良いんだろ｣
｢おぃホントに行く気かよ｣

｢お姉さん｣
｢つか猫がしゃべってる時点で不審だろ｣｢僕とえちぃ事しませんか？｣
｢しかも直球っすか?!｣
｢いいよ〜｣
｢そして有りなんだ…。｣
｢あそこでｺｿｺｿしてるヘタレも混じりたいって｣
｢あいつ…｣
｢……猫ちゃん、２人で行きましょ｣
｢…｣
｢俺、猫以下…｣

｢俺って…｣
｢どうした？｣
｢愛猫が女性とやるってのに俺だけ断られちまってさ…｣
｢ぷっ｣
｢笑ったよな？今確かにぷって笑ったよな｣
｢いやいや笑ってなんかいないよ。それはお気の毒にﾌﾟﾌﾟｯ｣
｢どうして女の子はみんな、俺には振り向いてくれないんだろ｣
｢そりゃ頭も悪いし顔も悪いし性格も悪いし良いとこねぇからだよ｣
｢お前、さっきから俺の事苔にしてんだろ｣
｢いやいや慰めだよ慰め。きっとお前なら良い女の子と出会えるさ｣
｢そうかな…｣
｢ほら、さっきからお前の事見てる子いるよ｣
｢えっ?!｣
｢ほらほらあっち｣
｢どこだよ｣
｢…｣
｢…殺す｣

｢神様、僕が生まれてからこの27年間、全く女の子と接点がありません。何か悪いこと致しましたでしょうか…。神様…｣


｢神様登場！｣
｢帰れ｣

｢｢頭も悪い、顔も悪い、性格も悪い、良いとこなし。｣なのか…｣
｢ﾊﾞﾌﾞ？｣
｢え？｣
｢ﾊﾞﾌﾞ、ﾊﾞﾊﾞﾌﾞ、ﾊﾞﾌﾞﾊﾞﾌﾞ｣
｢慰めてくれんのか？俺の事｣
｢ﾊﾞ〜ﾌﾞ!!｣
｢ありがとよ、少し元気が出てきたわ｣
｢ﾊﾞﾌﾞ!!ﾊﾞﾌﾞﾊﾞﾌﾞ!!(良い見物だこいつぁww)｣

｢いらっしゃいませ｣
｢うわ、なんか見るからに怪しい店員だな｣
｢お客様、どういった物をお探しで？｣
｢少しかっこよく行きたいのですが、なんかオススメありませんか？｣
｢ならこれが良いですよ。今日は大感謝祭なので、598円になります｣
｢よし、買った！｣
｢ありがとうございます｣
｢よし、かっこよくなるぞ！｣ｽﾀｽﾀ
｢買ったな。これで貴様も同罪だ｣

｢愛してる。ずっとそばにいて｣
｢俺もだよ。ずっと離さないから｣





｢…｣

｢夢か｣
｢ﾌﾟｯ｣
｢帰れ｣

｢こちら警察です｣
｢!?｣
｢家内取り調べます｣
｢は？｣
｢あった。これだな｣
｢はい、そうです｣
｢あ!!｣
｢あなたを薬物服用容疑で逮捕します｣
｢…はぁ？！｣

｢なんでこーな…る……………………………………｣

ﾋﾟｰﾎﾟｰ

｢はっ、夢か｣
｢なら良いな｣
｢…｣

｢…｣
｢お前ら｣
｢絶対わかってくれるって｣
｢容疑晴れるよう協力すっからさ｣
｢ﾊﾞﾌﾞ!!｣
｢お、お前ら…｣
｢では、はこの薬は一切使っていないと？｣
｢使ってません!!｣
｢いや、使ってました｣
｢ﾊﾞﾌﾞ｣
｢…｣

｢…｣
｢こんなとこに、危ないぞ｣
｢もう良いんです｣
｢君はまだ若い。まだやり直しは効く｣
｢いや、もうホントに良いんです。止めないで下さい｣
｢…｣

･==ﾊﾞｷｭｰﾝ

｢1回、試し撃ちしてみたかったんだよねﾋﾋﾋ｣

俺は死んだのか。警察官に頭を撃たれて…

｢…。夢?!｣
｢おは｣
｢夢だったのか｣