37 『中外日報』平成7年2月4日付
関東大震災以来の大惨劇を招いた兵庫県南部地震(阪神大震災)。各宗各派が救援活動を展開するなか、全く被災者の不幸にソッポを向き、救援活動を行なうどころか地域の被災住民を寺からシャットアウトし、多くの人々の反感と顰蹙を買ったのが兵庫県下の日蓮正宗寺院である。
 地震発生後、多くの仏教寺院や神社、キリスト教の教会などでは、罹災しながらも宗教者の当然の役目として自らの施設を避難所や遺体安置所に開放した。
38 『中外日報』平成7年2月4日付
ところが被災区域にある日蓮正宗寺院は、民衆蔑視を象徴するかのように寺の門扉を固く閉ざし、仏教者にあるまじき無慈悲極まりない“エゴイストの巣窟”と化していたのである。