ひろさんへ。お酒についての話です。
私はたしかにお酒が好きですが強くはありません。むしろ弱いほうで、仕事の付き合い等で舐める程度に飲んでも2時間が限度で1時間30分くらいでウルトラマンではないですがタイマーが鳴り始めます(笑)。しかし自分で言うのも変ですが、すぐ酔える便利で経済的な体質で睡眠薬代わりには最適です。種類は何でも大丈夫で缶ビール1個で熟睡できますから。しかし困った面もあり、道端でもどこでも平気で眠ってしまいます。今まで電車で車掌や他の乗客の人に何十回起こしてもらったかわかりませんし、目が覚めたら夜の墓地だったので慌てて帰ったこともありました。本当は飲む時は家や店や電車の中よりアウトドアが好きで、猫の丘ではよく飲みますよ(笑)。それ以外では例外的になぜか飛行機の中とクルマの中(以前はよく車中泊をしたので)での酒は好きです。先日、猫の丘で一般の人が立ち入らない丘の裏側の斜面部分にある、いわゆるホームレスの人たちのバラックに初めて招待されて飲みましたが、電気の代わりに蝋燭を使う生活はまるで山小屋を彷彿とさせるものでした。しかしとても清潔で整理もされていて正直驚きました。人によく慣れた猫も可愛い子猫もいました。私が酒とタバコをおみやげに持って行ったからですが、焼き鳥や丘で取れた銀杏を焼いて一生懸命ご馳走してくれました。すぐに酔いが回り何か中部山岳にでも来たような錯覚を起こしました。うっかりしていると気がついたら朝になっていたという羽目になる前に眠らないように気をつけて帰りましたが、実はなかなか贅沢な生活かも知れないと正直思いました。夜にはタヌキも出て昼間は時々オオタカやハヤブサ、チョウゲンボウ等も来るそうですが、猫とカラスの中で住むというのは乙なものだと思いましたよ(笑)。
(EZ)