30 ガンツ
2年前の愛知万博での話。当時中学生だった私は親と2人で万博にいった。
そこでヒマしてた外人がいたので話し掛けると、ドイツ人だった。なんでもドイツ・スポーツ・ユーゲントっていう団体(日本でいうボーイスカウト)の国際交流プログラムでバイエルン州の選抜チームを引きつれて日本に来たらしい。しばらくサッカーの話をしたあと私は写真を一緒にとり別れようとしたら、写真を送ってくれといわれて、名刺を渡された。そこには英語で『ゲルト・ミューラー』と書かれていた。
あまりに驚いて名刺を見ていたら、同姓同名だといわれた。少しがっかりしたが、その人がドイツに帰った後もメールを続けた。
その年のクリスマスにドイツにプレゼントを送った。お返しは期待していなかったが、正月明けに返ってきた。そこにはW杯オフィシャルキャラクターのゴレオのぬいぐるみと3枚の色紙が入っていた。それは、本物のゲルト・ミューラー、フランツ・ベッケンバウアー、ゼップ・マイアーの直筆サインだった。一家の宝物です。

長文失礼しました。