96 所詮揚げ足鳥に過ぎぬ
バルサは、銀河系的ドリームチームを目指してドリームチームになったことはないのでは?エトーはバルサに来てから本物のスターになったし、デコもバルサに来てからの働きが評価されて本物のスターになった。プジョルやシャビやイニエスタやメッシはカンテラ出身で集める為の経費は完成されたスターを集めるよりも少なくて済んだ。でもこれらの一流たちも、バルサでロナウジーニョと肩を並べるスーパースターはいない。(バルサのカンテラ育成法や、スターを猫可愛がりし過ぎない姿勢は、好感が持てるけどね)
銀河系は銀河系を目指して銀河系になったし、ミランのバロンドールコレクターも、最初からそうするべくしてそうなってる。インテルもユナイテッドも、勿論チェルシーもそうした選手たちを集めることは資金的には可能に思われるが、リスクを覚悟で銀河系を目指す姿勢を見せたマドリーと、リスクを覚悟でバロンドールコレクターになったミランは、『スターを集める使命のクラブチーム』という点において、その他のビッククラブたちとは、区別して考えられるべきかと思う。

マドリーとミランは、例えリスクを犯してでもドリームチームを作るという使命がある。そのリスクとは、君らみたいなどこの馬の骨とも知らぬような小物から、理屈の通らない罵詈雑言で冷やかされることや、『勝利できなかった』ときに中傷紛いに批判されることも含まれる。

特に熱心なサポーターではない僕が、この2チームを尊敬し、特別に思う所以である。