☆東池袋大勝軒☆


僕は学校が大塚の辺りにあったので、昼休みとかよく学校を抜け出して(よいこは真似しないように)東池袋大勝軒にラーメンを食べに行ってました。中盛りをよく頼んでいたのですが、大食漢で知られた僕が満腹にならないことがない位の分量がありました。
店主の山岸さんは、いつもニコニコ。お店の雰囲気はいつも暖かで、自分が食べた食器はみんな自分で表の食器回収箱まで運んでいました。特に張り紙がある訳でもなく、お店の人から一言あった訳でもなく、みんなそうしてました。どの人も帰り際、山岸さんに「ごちそうさま」を言うときは、やはり満面の笑顔でした。

その当時から、山岸さんはあまり寸胴の前からは動かなかった気がします。足がよくなかったのをおして、大勝軒のファンの為にお店を出していた、というのは後で常連のオッちゃんから聞きました。行列が長くて、２時間待ちとか普通だった気がします。その時に見る顔の中に、いつもある顔ぶれがあって、時々その人たちに、今では漫画などでもよく聞く大勝軒ヒストリーとか聞かせて貰ってました。


…満腹になったところで、チャリをこいで10分。坂を下るとすぐ学校です。
学校に戻ると、そこには担任の先生が校門の前で腕組みして待っていて…だって、行列が長過ぎな上、大勝軒は午後３時までなんだもん。昼休みはとっくに終わってるし、学校が終わってからじゃ、大勝軒が終わっちゃうって。

で、いつもゲンコツを頂戴する羽目に。