96 へたれ◆Ddvm
☆世田谷編☆

一位、胤暢番(梅が丘)
二位、せたが屋(駒大前)
三位、希織亭(経堂)

ラーメンでは、東京一全体的なレベルの高いとおもわれる町、経堂を擁する世田谷区。その中でも胤暢番(いちばん)はなんと形容したらよいか判らないが、とにかく一食のインパクトが忘れられない。鳥、豚だだしを取っている筈なのにあっさりと軽い感じの口当たりよく、でも懐の深さを感じずにはいられない醤油ダレスープに、手打ち自家製麺(!)の組み合わせ。落ち着いた店内は、自宅でもないのに寛いでしまえる暖かい雰囲気です。丼ものも自然体でGOOD!
せたが屋は、宗太と煮干しが効いた、とても味の強い(そもそも宗太節を使うお店は、『強い』味を目指すお店が多いかも)ラーメン。その凶悪な魚っぷりは、トンコツ派のラヲタを魚介派に、イタリアンパスタ至上主義者をラヲタに宗旨替えさせてしまうほどの威力が!!スープの凶悪さはどあまり語られないが、麺も工夫が凝らされていて、この強烈なスープにも負けないような仕上がりです。弱点は、おの『濃い』味と、若干お値段が高めなことです。
希織亭は、良くも悪くも無化調ラーメン特徴がよく出ているお店。店内に置いてあるお酒(日本酒)が、お店のカラーをよく象徴しているかのように思えます。食べた瞬間分かる、自然食への拘りが感じられて、私のようなラーメン食いすぎで内蔵が疲れているようなラヲタには、その愛情を感じずにはいられません。同時に無添加無化調独特の味の不自然な濃さが、弱点といえば弱点かも知れません。この濃さを、きっとお酒を一緒に飲むことで『消し』ていくのでしょうね。(私は車移動が基本なので、お酒は好きだけど飲みません・・・)