31 アタカンチ◆P5sW
今の日本代表のコンセプトなら、守備を攻撃の為にと疎かにする者は不要でしょう。
中盤の選手なら尚更です。守備での連動性が失われてしまいます。セカンドボール等への組織的なプレスです。本田が当たりに行かなければその時点で数的不利が生まれます。
W杯ではキリン杯のチリ戦並に全員が前線からプレスをかけ続け、相手に簡単にゲームをさせない上で、日本は奪った後しっかりボールを繋ぐ必要があると思いますね。
キリン杯のチリ戦は評価出来る試合だったと思います。
あの試合は岡田監督はピッチの真横でずっと「引くな、当たれ」と、継続して相手にプレッシャーを与え続ける事を言い続けていました。(非常に重要な行為だと思います)
はっきり言って間違いなく疲れます。
ですが、オシムは必ず中村俊輔であろうと運動量が落ちた時点で交代していました。
運動量が落ちれば戦術が機能しないからです。全員で戦う。とにかく継続してやり続ける事。
今日本が世界の強豪国に勝つ為には、運動量で相手に勝り組織で勝つしかない。
自由を与え個の力で勝負し惨敗した2006。

中田英はチームに前線からとにかくプレスする事を求めましたが、オーストラリア戦の戦術は引いて守ると言うコンセプトになり、結果オーストラリアに中盤以下を自由にさせ続け、内容が悪いまま最後には3失点でした。
引かずに前線からプレッシャーをかけ続け、しっかり繋いだドイツ戦は内容がよかったはずです。
オシムもジーコが呼んだ選手に間違いはないと言っていましたし、面子は揃っていたので、ドイツ相手であろうと繋ぐ事が可能でした。
得点する事は出来ませんでしたが、0−0の先日のオーストラリア戦の支配率では圧倒的に日本だったはずです。
前線から組織的なプレスをしかけ、中盤でゲームをコントロールする。
当然、遠藤、俊輔、長谷部、その他機敏で運動量豊富な選手達がいるから機能する訳です。

昨日の試合は選手云々にやる気が全く感じられない試合でした。
日本人はとにかく甘えが生じますし、周りにも蔓延します。(まさに文化やプロ意識の低さ)
真横で監督に引くな、当たれと、指示をされ続ける方が機能するんでしょう。
ピッチに中田英寿の様な選手がいない事が残念です。
本田選手も守備でも貢献し、自身の評価をさらに上げて欲しいです。
長文失礼しました。