1 一樹

スピーカーは箱で音が違う?

(GRATINA2/au)
8 一樹2018
後ろ側から出た音を箱の中に押し込んで出さないようにするのが密閉型。密閉型にして後ろ側を空気バネとする事でダンピングの効いた締まった音を実現できる。それ以外のスピーカーは後ろ側の音を積極的に利用しようとしている。

平面バッフルと後面解放は最も抑圧感のない自然な音が出る。バックロードホーンも抑圧感が少なく締まった伸びのある音が期待出来る。音量効率も良い。

バスレフはダクトの共振により低音の量を増強するもの。f0 を下げる方法と200hz辺りを持ち上げて量感を得る方法があり他にも発展系としてwバスレフやマルチダクトバスレフ、ダクトの工夫により多種多様のものがこうあんされているそういう意味ではまだまだ可能性があり発展途上と言えなくもない?

もっと多種多様なスピーカー形式があっても良さそうな気もするのだが効果が限られてしまうのかあまりにも変則的な物は少ない。

例えばアルテックA-7 フロントローデング+バスレフ、ホーンツイーターの組み合わせで高能率、張りのある音

JBL パラゴン、個性的なフォルムの超高級スピーカー。癖のある音だと言われている。音を聞いたことも実物を見た事もない。

タンノイ ジラフオートグラフ バックロードホーン複雑な形状のバックロードホーン。落ち着いた音のする高級品だといわれている。音を聞いた事がない。

JBL スタジオモニターは日本で爆発的に売れた高級スピーカー。見た目の格好良さと裏腹にならしこむのが難しいとされる。


BOSE 901 から始まったBOSE のスピーカー、何故か日本で支持されカラオケを始め多くの所で採用されている。音域を絞った音は聞きやすいのだろう。オーディオとは程遠い物だがこれはこれで支持されているらしい。どちらかというとPAに近い?

カッコいい自作スピーカー作りたい。
(ASUS_Z00AD/cc9)
7 一樹2018
スピーカーユニットはユニットの前側の音が直接後ろ側に回り込むと前後で打ち消しあってしまうので好ましくない。そこで前と後ろの音を分ける分離させる最も簡単な方法が平面バッフルだ。平面バッフルはある程度大きくないと効果が無い。低音の量感は期待出来ない。ただ大きすぎると設置場所の問題があり適当ながら大きさで妥協することになる。最も簡単に作れるのが長所、但し市販品は殆ど無い。

平面バッフルの四隅を囲ったのが後面解放型。平面バッフルに比べて小さく出来る。伸び伸びした音が期待できる。低音は期待出来ない。

密閉型は後ろからの音を箱に封じ込めてしまう方法。締まった音。低音はダラダラ下がるが超低域まで良く伸びる。音量を上げた時の低音の音の伸びが良いとされる。

バスレフはダクトを共鳴させる事で低音の量感を得ようとする方式。低音の量感と伸び伸びした中音が魅力的。欠点は超低域は再生出来ない。ダクトが共鳴する周波数より下の超低域はコントロール出来ないこと

バックロードホーンは軽いコーン紙で強い磁気回路の高能率の締まった中高域に加えて長いホーンで柔らかく伸びのある低音を再現しようとするものだ。f特性に凸凹が出やすい。箱が巨大になってしまう欠点もある。

他にバスレフを進化させた変則バスレフが色々考案されている。
(ASUS_Z00AD/cc9)
6 一樹2018
P610などの昔のスピーカーは比較的大きい箱に入れて、より低い低域を出すのが良いと考えられていた。最近では大きすぎる箱で低域を伸ばすよりも、下限は一定で抑えてf0付近を盛り上げる事で低音の量感を稼ぐのが良いと考えられている。能率よりも低音の厚みを如何に出すか?が課題になった。多くの市販ユニットもそっちの方向に向かっている。一方でバスレフよりも密閉型やバックロードホーンがアマチュアには期待されている。結局無い物ねだりなのだが多様な方向性は否定すべきではない。
(ASUS_Z00AD/cc9)
5 一樹
報道によると長岡鉄男氏はカメラ収集家としても知られているらしいのだが彼が書いたカメラ関係の本は見た事がない。機会があれば出版してほしいものだ。題して『長岡鉄男カメラコレクション』長岡鉄男的カメラ論…多分CanonやNikonは絶賛しない。コンタックス、OLYMPUS、ペンタックス、MINOLTAを絶賛しているのかなあ?ライカやコンタックス(オーディオ界ならJBLやタンノイに相当する)は絶賛しない気がする。Canonの悪口言って叩かれていたかも知れない。妄想に過ぎないが考えるだけでも楽しくなる。
(GRATINA2/au)
4 一樹
亡きオーディオ評論家『長岡鉄男』氏はバックロードホーンスピーカーの作例を発表し有名だった。デンオンのプリ日立のパワーアンプを愛していた。JBL絶賛等はせず庶民的評論家としての存在感があった。貧乏評論家と揶揄される事もある。晩年はバックロードホーンを捨てたとも言われているが…生前はバックロードホーンスピーカの箱を多数設計し発表した。アマチュアのバックロードホーンスピーカ自作のバイブルとして長岡スピーカーは長く語り継がれて行くだろう。長岡鉄男の弟子?と言われた評論家『名前が出ない』汗、彼がいまいちパッとしないのは何故だろう?
(GRATINA2/au)
3 一樹
オーディオの御三家、アンプで有名な山水は事実上倒産てか海外企業の傘下にあり安物のオーディオブランドとして僅かに見掛けるものの事実上消滅した。但し高額ながらアンプのメンテナンスは継続している。スピーカ事業から始まりカーナビ、レーザーディスク、プラズマディスプレィをも開発したパイオニアも音響事業の不振から音響部門はライバルのONKYOの傘下になった。無線機通信機事業に強いケンウッド(元トリオ)は松下が切り離したVictorを傘下にし存続しているのかなあ?Panasonicが高級ブランド扱いながらテクニクスを復活させた。ダイヤトーンもオーディオ事業は超高級品が中心だ。アカイ製品のサポートはやっていないのかも?カメラ事業ではコニカミノルタのサポートはSONYではなくてケンコーがやっているらしい。オーレックスやローディやオプトニカやオットーやオーセンテック等のブランドの復活は有るのだろうか?
(GRATINA2/au)
2 一樹
なぜ最近のオーディオ装置はバカ高いのか? - Google 検索

数万円で実用に耐えるミニコンポが買える時代。微妙な音の違いに中級や高級なコンポを買わなくなった。結果的に市場は小さくなった。結果的に普及品と超高級品しか生き残れなくなった。中級品が極端に少なくなったのだろう。ONKYOの30cm3ウェースピーカは178000円ダイヤトーンに至っては100万円と超高価だ。1975〜1985年当時なら30cm3ウェーは59800円からあった。あれから40年か。
ONKYOの価格は妥当なのかも知れない。けれどもライバルが居ない。昔はこのクラスのスピーカは各社出揃って過当競争気味だった。今やONKYOの独占、けれどもそれほど売れているようには思えない。
(GRATINA2/au)