
わらだみつえ
昭和館にて「はじまりは五つ星ホテルで」と「パガニーニ」の二本立て映画を観ました。あの5億円の名器ストラディバリウスでの演奏がこの映画全編を盛り上げていて感動。パガニーニを演じたのは、“21世紀のパガニーニ”とも称される、世界中で人気のバイオリニスト、デイビッド・ギャレット。ロンドンの演奏会にてヴァイオリニストのパガニーニ(1782〜1840年)の演奏を聴いていて、感激のあまり気絶したり、キャーキャー黄色い声をあげて熱狂する女性たちの姿がクローズアップされたとき、今も昔も変わりはないということに感心しました。「悪魔に魂を売った男」とまことしやかにウワサされていたパガニーニですが、当時ショパンもシューベルトもリストも彼の演奏に夢中になっていたそうです。女性遍歴の多いパガニーニの、意外すぎる純愛ドラマにもほろり。