薔薇の頬


投稿後に本登録メールが届きます。
Name
Mail
Title
Comment



Name sakutaro

ステレインジ・フルーツ


そうさ、あのレディ・ディの歌ったように
俺たちは怖いのさ。だから麻薬にも溺れるし
酒の強いのを浴びるほど飲む。
「深い河」ってやつが、どうもホワイトにゃ
わからんらしい。その繰り返しで朝日館にも行けないよ。

子供達は多い。貧乏だからね。奴らはすばしっこい良い子たちだ。
スポーツ選手っての?そういうものには、道は有る。
何とか、金儲けをして欲しいものだ。星条旗は嫌いだがね。

俺の甥っ子は、ホワイトに気に入られて法律家になったが
政府とやらに雇われて、すっかり駄目になった。
俺たちより弱い奴らが世界中に居るらしいね。
「奇妙な果実」を、もう、つくら無いでくれ。ああ、爺さんから、
聞いた事があるな。綿畑で一日中、働いて、粗末な教会で、
賛美歌を歌っていたそうだ。その方が俺には似合うな。。

そうだ、一曲、歌おうか、?もっと飲みなよ、ジャパニーズ・・?

                     
 MailReDel
Name sakutaro

詩人の運命


(コート・ダジュール)

はね橋は上がる、 南仏の港町
みじろぎもせずに見ていたよ
漁師のブイヤベース、盲目の落人よ!

運河は、光りを放ち、アムステルダムを思わせる
秋の水は、どこまでも澄むというのにさ!
虹色の太鼓橋が鳴り、キラキラと砕けて落ちた

ガリラヤの漁師たちは、それぞれ、血を流して
湖面は塩っぽく輝いていた、いつまでも広場に

憂鬱は激しい発作、 耳を切り落したい騒音
奴隷海岸のあたりの詩人のように、執拗にさ!

ゴシックは、また甦る、ハプスブルグ或は戦争?
あの湿った寒い土地とも、お別れだ
妹よ、さあ、おまえの肖像画を描こうじゃないか!

トウオネラの白鳥よ、冷たい横顔のエンサガ
原始的な宗教は滅びない、多神教の女神だよ
妹よ、ケープタウンまで一緒に !
 MailReDel
Name sakutaro

硝子館


ステンド硝子に朝の5時頃の太陽が刺す
数える気も起こらない色彩の数々、、
中世の基督教会を改造したホテルのような

いつもの君の寝顔がピエロに見える
自分のアパートに泊まったはずなのだが
見慣れた木立も見えて、何処なのだろう?

君を揺り動かして目覚めさせるのは可哀想
何の夢を見ているのか、気持ち良さそうに

私の夢は消えて、透明な光は戻ら無いだろう。
 MailReDel
Name sakutaro

凍蝶の夢


凍て蝶の、韃靼海峡、落ちる夢

遊女の夢の儚さに、野の百合も
また、はらはらと、聖書の栞に
なりたやな、仏蘭西見たや

穢土、見たや、やがて眠りに、
落ちまする、ええ、落ちまする。

sakutaro
 MailReDel
Name sakutaro

ゴンドラ即興曲


銀の海は満月の光を浴びて眠ります
エーゲの海は静かです
恋するよりも憧れの心でそつと
唄ふのです。午前0時の安らかさ。

金の馬車は真夜中に、隠れるやうに
走ります。野菜畑の眠りより、ああ
シンデレラ、あの靴のガラスが割れ
ないやうに。午前0時のわびしさに。

sakutaro

 MailReDel
Name sakutaro

生きる哀しみ


物語の始まりは、いつも、こういう事からだった。誰かの視線を感じた。沈丁花の匂いのする道で。また、私は過去の映像に囚われているのだった。

白昼夢ように、君は話し始めた。綺麗な眼で。
さりげなく、受胎告知を。父という事になれば私だろう。君を疑う事はできない。聖霊が父ということにすればいい。
私のやり方は、いつも、そういうような手口だったのである。

風に吹かれたマリア、狂ったマリア、どぶ川のマリア、、
私は、今も彼女たちを愛している。間違いないのです。
私の父よ、そうして、私も生れたのだから。或る廃屋で。
ミルクの味は、少し、酸っぱかったですよ。塩の味もね。

物語の終りは、いつも、そういうこと。わからない父への復讐ですよ。そうして、長いまつげの母は不幸になった。

私の抱いた人は、皆、さみしい横顔をしていましたよ。ええ。

sakutaro
 MailReDel
Name sakutaro

凍蝶


小学校以来の友達から短いメールが来た。
三年振りくらいだろうか?
遠い北国に転勤だという、、
家族は東京に置いていくという。

彼とは、石投げなんかした仲間である。
或る日、私の投げた石が彼の頬をかすめた。
他の人には、もう、全然、判らないだろう、、
しかし、当然ながら、私には見えるのである。

冷たい国で頬の傷が痛むことは無いだろうか?
私は、すぐ、一行だけの返信メールをした。

江戸の華、 風の花にも無事あれと

積雪の所である。風花どころでは無いだろう、
私の耳に、しばらくして、飛行機の離陸音が聞えた。幻聴?
しばらくして、彼から着任メールが来た。
雪合戦をしている、という、短いものだった。

変らないねえ ! おまえって、奴は!
凍蝶がベランダの隅にいた。。
 MailReDel
Name sakutaro

サマー・セーター


悲しい幸福、そんな日にラベルの
ボレロは鳴り止まない。
乳房の無いトルソーは、
闇の世界からの告白の声。

少女の肌に柔かいサマー・セーター、
風のささやき。
何が有ったのか、すすり泣く。
ライラックブルーは、あなたに良く似合う。
藤椅子に座リ推理する横顔に翳が写りゆく。

ミネルヴァの梟は有ったのだ。
神の告げる夕べ。
ストーリーは解読された。
ベンチでは、もう秋の風。

私のくちびるは首筋に。
ラベルのボレロは鳴り止まない。
 MailReDel
Name sakutaro

少女


少女の秘密は指をからませること。
ふたりは校舎の光りの当たる校庭へ。
あなたの指の傷は治ったの?沈黙の目は、
そう、問いかける。
意味の無い存在の彼に尋ねる。
輝きの無い、野球部の万年補欠の君に。

校舎の窓を閉じ、話そうか?
あなたの名は私が呼んだ。
アナウンスされる事の無い名を
秋の草が乱れ咲く校庭で。

グラウンドは、いつも真っ白だった。
ふたりのユニフォームのように。
 MailReDel
Name sakutaro

春愁に


紅い花咲いた。暗やみに咲いた。からだが疼く。紅い花さいた。闇夜の中だ。明日は要らぬ、このまま死へと。紅い花、咲くよ。

心中しよかと女が言った。それだけは嫌よ。
真珠のようなあなた。落ち星に願を懸けても
無駄なこと。紅い花咲いた。からだに咲いた。
奈落に行こか?紅い花と共に。
 MailReDel
Name sakutaro

アウシュヴィッツ


逮捕された詩人たちは天国へ。あからさまに首を吊るされて。秋の蝶は部屋に封じこめられ。コートを脱ぐ音がする、お迎えが。
あの許された拷問が始まる。コルトの冷たい歓喜の感触が。誰かが見ている、ハーケンクロイツ。もう、すべて、はだかになった。
私は生まれ変わりまた虫になる。チェンバロの響きのように。焼け野原になったベルリンに帰らず違う熱帯の国で、快活な少女になる
炎の部屋の錬金の技で、あなたの手で。ああ、もう一度、あの美しい交尾を願う。
舞いましょう、ベッドでは無く花野で。
 MailReDel
Name Z-Z BOARD
無料レンタル掲示板のZ-Z BOARDを運営しています春田です。
Z-Z BOARDをレンタルして頂き有難う御座います。
使い易く高品質な掲示板を提供させて頂きますので末永いご愛用をお願いします。
ご意見やご要望などございましたらお気軽にご連絡ください。
この掲示板は今すぐにご利用頂ける状態です。
管理者様は下記の[管理画面]にて各種設定、投稿の削除が行えます。
 MailURLReDel

トップホーム過去ログ倉庫表示設定モバイル表示管理画面無料掲示板