18 鶴味(ザルク)
>>4
イル「っしゃあ! 一丁上がりっ!」

 おい、テメェら……! 俺様まで巻き添えにするなボケぇ!!
【ナハトさんに向けられた雪玉の流れ弾をモロに食らい、元々銀髪であることも相まって、軽く保護色しかけている】


ジュード「っふふ、逞しいお嬢さんだ」
【「タイキックかましそうなノリ」のスズカさんを見て、からかうように笑う。「逞しい」という評価は、冷静になった後の話を聞いたうえでも変わらない】


>>2
【↑でザルクがナハトさん諸共雪玉の餌食になったのと、ハクアさんの投げた雪玉がイルの背中に触れるまでの差は、1秒にも満たなかった】

イル「なっ……!? ……そっか、あんた…………はは、してやられたわ」
【雪玉が背中に命中し、ようやくハクアさんのいる方向へ顔を向けた。自嘲の苦笑を浮かべると、オプションをしまい、ハクアさんに歩み寄る】

イル「あんたのせいで引き分けになっちまったじゃねーか! でも、良い対戦だったぜ。ありがとな?」
【ハクアさんに手を差し出し、握手を求める】

 ふ……犬っころにしちゃよくやったじゃんかよ、ハクア。
【その遠くで、既に自身についた雪を振り落として起き上がったザルクが、ハクアさんに向けてグーサインを飛ばしていた】


>>ALL
ジュード「……で、おふたりとも? 楽しかったのは結構なのですが、帰りの支度は済ませているのでしょうね?」

 ………………………………
イル「………………………………」
【無言。両者の気まずそうな表情が、答えを言っている】

【だが、ちょうどその時──】

アール「おーい、兄ちゃーん!」
サン「部屋の後始末、終わらせておきましたよ!」

レオ「ザルク。帰って来なかったから小官が片付けをしておいたのだが……これで問題ないだろうか?」

【各々の仲間達が、荷物を持ってきてくれた。
 彼らがやってきた、その向こうからは】

ダイ@ステラ号操縦席「おーい! そろそろ出発するぞー!」
【異様にカラフルな救命艇。操縦席から、小さなどら猫パイロットのよく通る声が響く】
(605SH/s ID:znwyrC)