19 前編
かなり前に友達の親に聞いた話>
友達の従兄弟にあたる人にΑ君という人がいるんだけど、その人が死にそうになった話です。
Α君が小学生の頃、テストの点が悪いということで居残りさせられていました。当時の先生は18時までには終わるだろうと思ってたらしいけど、Α君はかなり頭が悪いので20時になっても終わりませんでした。
そのとき、Α君は教室。先生は職員室に居ました。ふと先生が業務の合間に時計見て、さすがに遅くまで残らせるのは家族に心配させるからマズイと思ってΑ君の自宅に電話で「これからΑ君を送ります」と言い職員室から教室に向かい、Α君に「今から送ってやるから帰ろう」と言いました。
それから二人で生徒玄関に向かう途中に先生が窓越しに体育館を見たら何故か誰も居ないはずの体育館に明かりが点いてました。
先生は「Α!体育館の電気を消してくるからここで待っていて」と言いΑ君をその場に残して体育館に行ったそうです。
Α君が待機してた場所は北校舎と南校舎を結ぶ渡り廊下でした。
しばらくしてΑ君が何げに嫌な感覚を感じ、窓を見たら‥(つづく)