44 俺は
幽霊でないけど日付もおぼえてる2002年8月2日の夜その日北海道の野上峠を走ってた時のことその日は物凄く暑かったので窓全開で車で走ってると頂上付近キキーという車のブレーキの音がきこえた。最初はどっかのニイチャンがドリフトでもしてるなぐらいにしか思わなかったんですが、頂上に車が事故ってて炎に包まれた。しかも中に人がいる+携帯が圏外+夜遅いため誰もこない。仕方ないので根性で車から引きずりだしてとりあえず携帯のつながる所まで怪我人をつれてかざるをえない状況になったんだけど、これは今だから言えるけど顔は焼けただれ、指の一部は骨が露出してる意識がかろうじてあったものの怪我人の兄チャンの姿はすでに人間の物ではなくなってな。俺は異臭と悲鳴が出そうな自分と戦いながらなんとか携帯がつながる所まできて兄チャンは一命とりとめた。
正直幽霊なんかより人間が生きたまま焼かれた姿と有り様の方がマジできついよ。