8 トト
もう10年前の事なんですが私はサーフィンをやっていまして、日曜にいつも千葉に行ってたのですがその日は男二人と女二人の車一台で伊豆に行くことになり朝一には海に入りたい為、夜中に車を走らせてました。だんだん周りは山の風景になり街灯ひとつありません。先行車もなければ後続車もありません。ちょうど走っていたのは天〇峠でした。 車内ではみんなであーでもないこーでもないって話で盛り上がっていたんです。そんな時いきなり、左が山側で右側が崖なんですが、左から急に女性が飛び出してきたんです。私は急ブレーキをかけて目の前にはヘッドライトに照らされた下がジーンズ上は着物で顔は真っ白の白粉(おしろい)が塗ってあり両手で着物の裾を握り締めながらこちらに向かって鬼の形相で力強く歯を噛み締めながらイーーってやってそのまま走って崖に飛び降りて行きました。
私は無言で車を走らせました。しばらくしてから誰か覚えてないのですが、さっきのなんだったの?って聞いてみんな黙ってたのが今でもはっきり覚えております。
私は無言で車を走らせました。しばらくしてから誰か覚えてないのですが、さっきのなんだったの?って聞いてみんな黙ってたのが今でもはっきり覚えております。