99 鶴味(ザルク)
【皆さんが各々遊ぶ中、そこから離れた一角で。
なぜか緊迫とした雰囲気と文字通りの熱気を放つ空間があった】
おらっ! これでもくらいやがれ!!
【銀髪紅眼の青年が、無駄に勢いよく雪玉を投げる。狙うは、眼前の好敵手──】
イル「はっ、その程度!」
【その好敵手というのは、赤と緑のオッドアイが特徴的な青年】
【迫る雪玉を、拳に纏った炎で燃やし溶かす】
イル「今度は、こっちの番だっ!」
【拳に纏った炎を消すと、すかさず眼前のザルクに雪玉を投げ返す】
はっ! なんだそのへなちょこ!
【それを、右の掌から放った碧色の鬼火で相殺】
【彼らが行っているのは、1対1の雪合戦。
先に相手に3回当てれば勝ちというルールなのだが、両者とも炎を操る能力を持っているため、「いかに相手に能力を使わせず、かつ回避を許すことなく雪玉を投げるか」というスキルが求められる、異様に高度なバトルと化していた】
ジュード「はぁ……何やってんだあいつは…………」
【細身のスーツ着、眼鏡をかけた男性が、火の粉が飛び散ってこない程度の距離からその様を眺めては溜息を吐く】
【それも無理はない。今雪合戦をしているザルクは、これでも25歳なのだから──】
なぜか緊迫とした雰囲気と文字通りの熱気を放つ空間があった】
おらっ! これでもくらいやがれ!!
【銀髪紅眼の青年が、無駄に勢いよく雪玉を投げる。狙うは、眼前の好敵手──】
イル「はっ、その程度!」
【その好敵手というのは、赤と緑のオッドアイが特徴的な青年】
【迫る雪玉を、拳に纏った炎で燃やし溶かす】
イル「今度は、こっちの番だっ!」
【拳に纏った炎を消すと、すかさず眼前のザルクに雪玉を投げ返す】
はっ! なんだそのへなちょこ!
【それを、右の掌から放った碧色の鬼火で相殺】
【彼らが行っているのは、1対1の雪合戦。
先に相手に3回当てれば勝ちというルールなのだが、両者とも炎を操る能力を持っているため、「いかに相手に能力を使わせず、かつ回避を許すことなく雪玉を投げるか」というスキルが求められる、異様に高度なバトルと化していた】
ジュード「はぁ……何やってんだあいつは…………」
【細身のスーツ着、眼鏡をかけた男性が、火の粉が飛び散ってこない程度の距離からその様を眺めては溜息を吐く】
【それも無理はない。今雪合戦をしているザルクは、これでも25歳なのだから──】
(605SH/s ID:znwyrC)