64 へたれ◆Ddvm
>>61
北銀座さん
確かに、現状では食の安全と安定供給は両立していませんね。だから、安全はどうしてもお金がかかってしまいます。今は技術的に安全な食べ物のみを安定供給できませんが、農業技術が進歩したり、食料のロスを減らしたりすることで(食料のロスを減らすと、品質に関しては安定供給できなくなるジレンマがありますね)、世界的な安定供給がもたらされるといいですね。

品質が安定してこそ一人前というお考えは、食のプロらしいご意見です。そこへくると、ラーメン業界では有名店のなかにも、アマチュア的な傾向も見うけられます。
例えば、スープの出来具合の如何で開店を見送ったり、品質が一定でなかったり、臨時休業が多かったり、特定の常連を贔屓してみたり、営業時間を全うできなかったり、近隣に影響を与えるような行列や行列客を御しえなかったり、道路を無断使用したりすることがありますが(最後のふたつはお店だけの問題にとどまらないので是非とも改善して欲しいです)、そういうところはじつにアマチュア的だと思います。プロの目からすれば、欠点と映るのは当然のことですが、ラーメン業界のそういったアマチュア的な欠点も含めて、僕はキャラクターとして愛しているのです。

もしかしたら、食の安全を求めて時間とお金や不便や手間隙をかけたり、あるいはラーメン業界のアマチュア的な欠点をこそ、自分は余暇として楽しんでいるのかも知れません。

何かを時間と手間隙かけて探すこと、そのこと自体が非常にアマチュア的な行為に繋がることだと思います。対して、収穫や結果に直結することに徹することが、プロフェッショナルと考えます。商売をする立場なら即ちプロフェッショナルから外れるのは論外ですが、人生の余暇をどう捉えるかによっても、アマチュアとの接し方も違ってくると、最近では考えることが多くなってきました。