72 無名さん
北九州は大会の前日から当日にかけて厳寒に襲われ、道路は凍結、各地で交
通規制や通行止め。そんな悪条件のなか、運営委員会が確約したと豪語する人
数の約半数の法華講員が北九州メディアドームに青息吐息でたどり着いた。
73 無名さん
参加者の中には入院患者もいた。ある病院に四十歳代と五十歳代の二人のス
ーツ姿の男が訪ね、病人を車に乗せてメディアドームに連れ去った。また車椅
子の人もいる。エスカレーターで転倒してケガをした老人もいた。具合が悪く
なって「病院に連れてって……」と泣いているのに強引に手を引かれて会場に
入っていく幼い女の子もいた。到底、宗教の集会とは思えない。
だが、登壇した早瀬日如からは参加者に対する労いの言葉など一切、無かった。
思いやりの心などカケラもない極悪坊主だ。参加者に対する役員の態度も冷た
く、我慢の限界でトイレの場所を尋ねる老婦人に「分からん」のひと言だった。
74 無名さん
日如の話は、念仏でも唱えているような無力感漂う原稿の棒読みで、話の区
切りも分からない。

この時、場外競輪はメインイベント・G2レースが行われていた。競輪レー
ス観戦の場外は大歓声。片や、場内は居眠り組が多くて、日如の棒読みが終わ
ったことに気がつかない。

原稿を読み終えた日如が突然、題目三唱を始めたが、役員以外は手を合わせ
て唱和する人はいなかった。
75 無名さん
参加者に渡された紙切れには「注意事項」として「御法主上人猊下のご入
場・ご退場の際は盛大な拍手をお願いします」と書かれていたが、効果は見ら
れない。
76 無名さん
日顕と日如が大会終了後、外に出ると上空に黒雲が広っていた。二人は会場
を後にして福岡空港へ急いだが、搭乗する機の機材が延着のため大幅に出発が
遅れた。

後の便が、先に飛び立った。結局、日顕と日如は空港で四時間以上も待ちぼ
うけ。九州入りの際も大幅な遅延、帰京の際も大幅な出発遅れ。二人の極悪僧
にとっても、踏んだり、蹴ったりの大会だった。
77 無名さん
一般参加者は更に悲惨だった。「トイレ?」と叫ぶ老人や子連れの婦人がい
た。

老婦人が雪道で肩を寄せ合いながら「きつかったね」「やおいかんね」と労
わりあって帰路につく姿が痛々しかった。