1 ゆめ子

欲望と銀河の狭間で均衡を失い

脆くも崩れ落ちて行く儚き命よ
空は燃え水は汚れ大地さえ朽ち果て
今更護るものなど何処に存在するのか
どれほどの悲しみの中祈りを捧げた
届かぬと知りながら
愛する痛みを知らない絶え間ない涙さえ見えない
狂った世界に生まれて運命を握るこの手をただ憎んでいた