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美々びのB〜と呼んでみる?




 
  【No.262 Res.2】

ソニーSS-G7


1 Name 一樹
 
1977年ソニーが発売した38センチ3ウィースピーカー。テクニクス7が火を着けた大型フロアースピーカーブーム。ダイヤトーン50C/ONKYOセプター10/YAMAHA1000M/山水G300/オットーSX-P1/ビクターFB-7等が発売された。圧倒的に売れたのはYAMAHAセンモニ、低音は出にくいがベリリウム蒸着振動板採用の細身でハイ上がりの音がするハードドームのスコーカとツイータのキャラ、放送局採用のモニターサウンドの人気になり圧倒的なロングヒットした。
ソニーG-7は一万セットを売り上げた。ゆったりした割と落ち着いた音で万能タイプの高級スピーカーに位置付けされた。ソニーでは輸出してない国でも見掛けたとかカラヤンが音の良さを絶賛したとか積極的なイメージ戦略を進めた。当時人気のあったオーディオ評論家長岡鉄男は128000円では安すぎる、198000円が妥当、ソニー始まって以来の傑作スピーカーだと絶賛した。私はテクニクス7に比べるとややきつい音がしたがセンモニよりはずっと耳に優しい音がした。その辺りに魅力を感じた。
ネットを見ると当時のソニーの人気スピーカーだっただけに絶賛記事もあったが否定的な記事も目立つ。中音高音がセンモニに比べると地味、クオリティが低いと言い切る人も、30hzが出ていないとか、カーボン入りのコーン紙は厚く重く鈍重、低音の量感に欠ける、バランスドライブと呼ばれるドーム型とコーン型の間の子のスコーカは指向性は良いが音の魅力がいまいち薄い。やや厚みのある音だが軽快な切れ味には欠ける。控えめなウーハーが改造ベースとしてスコーカ、ツイータを差し替えてもそれなりにまとまりが良くて改造ファンにも好評らしい。
試しにONKYOのホーンツイータを繋いでみたがホーンツイータが古すぎて劣化しているのか音が濁ってイマイチだった。


単純なユニット入れ換え改造だけではオリジナルを越えるのは難しいかも知れない。てか試行錯誤が必要なのかも。
 
[GRATINA2/au]
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2 Name 一樹
 
クロスオーバーは550と5500hzホーンだとどうしても低域が苦しい。スコーカーはコーンタイプが必須になる。ツイータはホーンでも大丈夫だろう。音の要はスコーカーに何を選ぶかだが、秋月の東京コーン紙でも意外と悪くない。ただ能率が桁違いに低すぎるのが難点だ。
高能率のfeシリーズが意外にスコーカーに使えそうな気がするのだが…
 
[GRATINA2/au]
 

3 Name 一樹
 
初代G7はアルニコ磁石や手間のかかったエッジが売り物だったが後継機のG7aやG9ではフィライト磁石、ウレタンエッジと量産の為に手抜きされて魅力が薄れた。でも後継機種は故障して処分されたのか?あんまり売れなかったのか?中古市場ではほとんど見掛けない。
パイオニアやビクターのウレタンエッジ搭載スピーカーは故障して処分されたのか感動品はほとんど見掛けない。あれば希少価値から…エッジ無しでも驚くほど高値が付いている。
 
[GRATINA2/au]
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