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3 尾関トレーナー
・エクササイズ1 やせ体質をつくる「ボディメイク・スクワット」


両足を肩幅に開いて立ちます。背中をまっすぐに伸ばし、顔、おへそ、つま先、ひざは、まっすぐ前を向いた状態にします。両腕は頭の後ろに組む、または胸の前で交差させるなど、動きやすい姿勢をとります。

鼻から息を吸いながら、1から8までカウントしつつゆっくりと腰を落とし、8で太ももと床が平行になるようにします。このとき、ひざが内側を向かないように注意し、また、かかとが浮かないように床にしっかりとつけてください。

息を吐きながら、1拍で戻すぐらいの速さでスッと腰を伸ばし、元の姿勢に戻ります。これを10回で1セットとして、2〜3セット。
4 尾関トレーナー
・エクササイズ2 腹筋を大きくする「MRクランチ」

MRとは、Maximum Range=最大範囲、クランチとは、腹筋運動の意味です。
腹筋運動をする姿勢から、ひざを90度に曲げて両手を頭の後ろで組みます。背中に少し高めのクッションや枕などを置くと、腹筋運動を行いやすくなります。

ポイントは、背中をクッションから離さず、おへそのあたりをしっかりと見ることです。20回を1セットとして、2〜3セット。

「エクササイズの1と2を1日おきに行います。特に2の『MRクランチ』は、おなかの筋肉の可動域を最大限大きく使うことになるエクササイズです。

個人差はありますが、筋肉の細胞は1カ月で約60%、残りの40%は約1年で入れ替わると言われています。日々の食事のコントロールを合わせて行うと、3カ月前後で腹筋は割れてくるでしょう。まずは、3カ月で腹筋を割る!など、目標を立てて実践することもおなか割れへの早道です」(尾関トレーナー)

腹筋の回数が肝心だとばかり思っていましたが、「大きな筋肉を使う運動から始めると全身の運動効率がアップする」ということです。さらに、腹筋だけにいそしむのではなく、「やせ体質をつくってから、腹筋を割るぞ」という意識をしながら取り組むことで、効果が期待できそうです。