日本航空123便墜落事件

過去ログ320 2007/8/2 19:42

♪K・K
N・Mさんありがとうございます。大変参考になりました。酸素マスクの件については、何故あの場に及んで『酸素吸いますか?降りた方がいいです』と、恐らく起こっていなかったであろう急減圧に備えたのか疑問であり、また残念に思えます。何故ならその為にギヤを下ろして高度を下げたからです。もし、たとえ迷走とは言えもう少し高い高度を維持していれば活路が開けたようにも思えるからです。爆発音直後の『ハイドロオールロス』。あの時点で恐らくクルーは頭の中が真っ白になったと思います。乗客にとってはあの30分間は長かったかも知れませんが、クルーにとってはあっという間だったような気がします。あと一つお聞きしたいのですが、ボイスレコーダーには高度を読み上げる場面が一度も有りません。これは計器で視認しており、読み上げる必要も余裕も無かったと云う解釈で宜しいですか?
[タイトル]
質問
2007/8/2(木)19:40

♪N・M
K・Kさんへ
>機長が最後まで羽田帰還にこだわったのはどう言う心理状態からでしょうか?の件 
 ◎私は当便機の場合は、羽田空港への帰還が最良だと思います。何故なら、一番使い慣れた空港であり、地上の設備・援助施設等にも何ら問題がないからです。
 なお、横田空港等への緊急着陸は不慣れな空港であり、着陸後の乗客のグランド ハンドリングと云う点で大変な欠点があり、民間のパイロットには敬遠されるところがあります。

>何故酸素マスクを着用しなかったのでしょうか?の件
◎マニュアル的には酸素マスクを着用すべきであったとは思いますが、例え、マスクを着用したとしても、乗員の意識の持続と云う面では、たいした違いは無かったと思います。何故なら、事故調が言われるような大規模な急減圧は発生していないからです。
 この点については、本『天命の陳情』の81ページを参照下さい。またHPでは次のように説明しています。
 「私は、与圧空気は一気に(数秒で)大気圧まで抜けたのではなく、爆発音発生後、45秒から1分少々をかけて、徐々に抜けていると思います。また与圧空気は大気圧までは抜けてはいないとも思いますし、隔壁には2〜3平方メートルもの大きな開口は生じていないとも思います。即ち、当機は飛行中、いくらかの与圧がなされ続けていたと思われると云うことであり、そのことが乗員の酸素マスク無着用の飛行を可能にしたと思われると云うことです・・・と。
2007/8/2(木)12:19
HP

♪K・K
N・Mさんありがとうございます。意図と云うほどの物は無いのですが、墜落の真相と同じくらいに三名のコックピットクルーの心理状態に大変興味が有ります。当方素人ですので、元機長である貴殿にお尋ねした次第です。良ければもう少しお話しをお聞かせ願いたいのですが、機長が最後まで羽田帰還にこだわったのはどう言う心理状態からでしょうか?また機関士からの酸素マスク使用の進言に対して、『はい、付けた方がいいです』と答えながら、何故酸素マスクを着用しなかったのでしょうか?元機長さんの推量をお聞かせ願えませんか?
[タイトル]
質問
2007/8/1(水)12:52

♪N・M
K・K さんへ
>ギヤを降ろして急降下したあの時点で、高度を上げるのは不可能なのでしょうか?の件
 ◎その時点では、作動油圧の四系統の全てが不作動であったと思われますが、もしそうであれば、操縦桿による高度の変更(上昇)は不可です。
 なお、水平・直線飛行中であれば、推力を変更することで、ある程度は高度も変更出来るとは思いますが、人間の意に反したダッチロール及びフゴイド運動中であり、機の姿勢は定まってはおらず、乱れているのであり、満足な高度変更(上昇)は不可と思われます。

>あの時点で操作可能なのはエンジンのスロットルとオルタネートによるフラップのみと云う私の理解は間違いございませんか?の件
 ◎あの時点では、スロットルとオルタネートによるフラップの操作は可能です。
 この質問をされた意図は何でしょうか?
2007/8/1(水)11:29
HP

♪K・K
N・Mさんありがとうございます。当方、客室高度とフライト高度を勘違いして読んでいた様です。曲解にお詫びします。さて、元機長さんとの事でもう少しお尋ねしたいのですが、ギヤを降ろして急降下したあの時点で、高度を上げるのは不可能なのでしょうか?またあの時点で操作可能なのはエンジンのスロットルとオルタネートによるフラップのみと云う私の理解は間違いございませんか?
[タイトル]
質問
2007/7/31(火)20:43

♪N・M
K・Kさんへ
>ボイスレコーダーばかりかフライトレコーダーにも改ざんが有ると云う説には驚きですの件
 ◎私はフライトレコーダーにも改ざんが有ると言ってはおりません。またフライトレコーダーには改ざんはないと思いますよ。

>貴殿が99%と言う爆破をなぜ事故調は見抜けずの件
 ◎私からの四回に及ぶ意見書の提出で、事故調は人為的で意図的な航空機内部爆破の可能性に関しては、承知しておられ、その可能性があることをも察知しておられたのです。にも拘らず、事故調は再調査はしないと私へ電話で連絡をされた訳です。この点、もしも、人為的で意図的な航空機内部爆破と云うことであれば、その爆破犯人は誰であるのか?被害者側への補償は誰がするのか?等の大問題が派生し、大変なことになる、とても再調査は出来ない。そっとしておいてくれ!と云うのが事故調の本音であったろうと思われます。

>何故、ボーイング社は自社の非である修理ミスをあっさりと認めたのか?の件
 ◎この件に関しては、本『天命の陳情』の147ページの「ボーイング社が隔壁の修理ミスを認めた背景」の項をご精読願いたいところですが、掻い摘んで言えば、隔壁が後方へめくれて破裂していたため、事故調が言われるように、与圧による隔壁の破裂も十分考えられた訳です。その上、不幸にも尻もち着陸をした機体でもありました。さすがのボーイング社も、この点を反論出来る確証が得られず、窮地に立たされてしまい、尻もち着陸機固有のものであったとすることが一番穏便な方法であり、自社の損害をも最小限に留めるとの判断で、早々と隔壁の修理ミスを認め、それを良しとしたと思われます。
 なお、ボーイング社が隔壁の修理ミスを認めなかった場合は、ジャンボ機は隔壁に欠陥があるとのことで、欠陥機としてのレッテルを貼られ、大変なことになっていたと思われます。

 事故調の再調査には時効はありません!同様事故・事件の再発防止及び空の安全のために、事故調による当事故原因の再調査を、一刻も早く実現させましょう。

2007/7/31(火)11:11
HP

♪K・K
N・Mさんありがとうございます。Yahoo!モバイルで検索したところ、貴殿のHPの全文を読む事が出来ました。謎の多い機内状況を克明且つ論理的に推察されており、大変興味深く読ませて頂きました。ボイスレコーダーばかりかフライトレコーダーにも改ざんが有ると云う説には驚きです。ただ、貴殿が99%と言う爆破をなぜ事故調は見抜けず、またボーイング社は自社の非である修理ミスをあっさりと認めたのでしょうか?漠然とそういう疑問が浮かぶのですが、如何ですか?
[タイトル]
質問
2007/7/30(月)21:54

♪N・M
K・K さんへ
>『爆破されるぞ。気を付けよ!』と思うぐらいならまず航空機関士なり男性の客室乗務員なりが、どんな機器を触っているのかを確認しに行くと思ったからですの件
 ◎18時24分15秒・気をつけて!(O)緊張度6の時点では、機は上昇中であり、未だ機は安定していません。従って、コクピット クルーが客室に行くとは思えません。
 なお、機長と航空機関士は、この時点では、人為的で意図的な航空機内部爆破に関しては半信半疑であったと思われます。即ち、副操縦士のみが、その内部爆破の可能性をを察知して、とっさに返事をしたと思われると云うことです。

>爆破されるかも知れない怪しい行動に対して『気を付けて…』って言うのは理解出来ませんの件
 ◎本『天命の陳情』の38ページの「ドーン音発生直前の約七秒間の会話の内容は何か?」をご精読頂ければ、『気を付けて…』との文言とその緊張度が6であるのもご理解頂けると思います。トイレの用足し等に関係した会話であれば、その緊張度は、精々3ぐらいではないかと思われます。

>貴殿ご紹介のHPへは私の端末では辿り着く事が出来ません(触りだけ見る事が出来ました)の件
 ◎そのHPへは日航ジャンボ機御巣鷹山墜落の真相と云うキーワードで検索をしてみて下さい。Googleでは最上段、Yahooでは四段目に表示されると思います。

>オルタネートで降ろしたギアはもう一度上げる事も出来るのですか?
 ◎ギア アップは不可となります。
2007/7/30(月)12:56
HP

♪K・K
N・Mさんありがとうございます。私が噛み合って無いと感じたのは、『爆破されるぞ。気を付けよ!』と思うぐらいならまず航空機関士なり男性の客室乗務員なりが、どんな機器を触っているのかを確認しに行くと思ったからです。爆破されるかも知れない怪しい行動に対して『気を付けて…』って言うのは理解出来ません。尚、貴殿ご紹介のHPへは私の端末では辿り着く事が出来ません(触りだけ見る事が出来ました)。悪しからず。別件で質問させて下さい。オルタネートで降ろしたギアはもう一度上げる事も出来るのですか?元機長さんと言う事でお尋ねします。
[タイトル]
質問
2007/7/30(月)2:34

♪N・M
K・K さんへ
>『じゃぁ気を付けてお願いします』との文言も改ざんされているのでしょうか?の件
 ◎その文言は改ざんされていないと思います。

>『スイッチ云々』に対して『気を付けて…』って返答も噛み合ってないと思いますの件
 ◎内部爆破説からすると、この文言も緊張度も、しっかりと噛み合ってくるのです。
 私見については、本『天命の陳情』をご精読願いたいところですが、この文言については、その本の46ページで以下のように説明をしています。
 気をつけて!(o)緊張度6
 これはCPT見習い中のファーストオフィサー即ち副操縦士が、L5担当のSTWに対し、とっさに返事をしたもので、「もうスイッチを押しているのであれば、本当に爆破されるかもしれないぞ、気をつけよ!」の意味だと思いますと。

 これらの会話がなされて約14秒後に爆発音が発生していることでもありますので、これらの会話・文言は事故原因究明のためには、非常に重要なものであり、もっと注目されるべきだと思います。

 当事故から今夏で22年の歳月が流れることになりますが、同様事故・事件の再発防止及び空の安全のため、事故調による当事故原因の再調査を実現させましょう。
 なお、本『天命の陳情』は無料で配布・進呈をしています。この点、HPの末尾をご覧下さい。
2007/7/29(日)23:10
HP

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