けいじばん


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Name eika-k(管理人)
Re:セレーネのためいきさん
おめでとうございます(^^)
禁犯して結構ですから(笑)
もう全然構いませんから☆

ああ〜なるほど〜そう考えることもできるわけですね。
仏教の成立については全然知らないのですが、成仏できるのは男性だけっていうルールはブッダの頃からあったんでしょうか?
キリスト教でも女性差別的な内容がありますが、それは弟子のパウロによって付加されたとか言われますよね。
仏教の方はどこから来てるかご存じでしたら、是非教えてください(^^)

宗教ってのはいろんな概念を取り込んでいくと矛盾が生じるってありがちですね。
冬至祭をクリスマスに取り込んだばかりに、真冬なのに羊飼いがお祝いに来てしまったりするような矛盾ですね。

自然崇拝から生まれた古代信仰はたいてい大地母神信仰がありますから、女性性は排除できない部分だと思いますが、男性社会の構築の過程で生じる女性差別意識はあまりうまく処理できてないっていうか;;
人の意識下で構築されてきた信仰は矛盾を孕み易い傾向はあるかもしれませんね(^^)

またいつでも書き込みにいらしてください♪
楽しみにしております(^-^)
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 ReDel
Name セレーネのためいき
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。

本来なら年末にご挨拶に伺うべきところ、早速にレスを頂いたので、禁を犯して厚かましくもちょこっと私見を述べに参りました(笑)

管理人さん、逆に考えてくださいまし(^^)
観音様が女性っぽく見えるのは、出自がアナーヒターと断定するには独断が過ぎるにしても、女神であるから当然なのですが、それを仏教の仏様に取り込んだ時に矛盾が生じてしまったんですね。
詰るところ、仏教では女性は成仏できない決まりがあったわけで、それでも大衆が希求する救いの象徴としては、慈母の優しさを体現する必要があったのではないでしょうか。
観音様の三十三の化身のひとつに慈母観音なんてのがあるわけですが、縋るべきは母の優しさであるべきなのに、仏様は男でしか成り得ない。このジレンマを解消する方便として考え出されたのが、限りなく母性を感じさせる観音様であると。

なんだかんだ言って、制約の多い宗教ですねぇ、仏教も(^^;;
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 ReDel
Name eika-k(管理人)
「けいじばん」の文字制限半角2000字でした(_ _;;
全角だと1000字;;
少ない;;あまりに少ない;;
もう少し長文いけるところを探します;;
しばしお待ちを☆
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 ReDel
Name eika-k(管理人)
Re:セレーネのためいきさん
あけましておめでとうございます<(_ _)>
早速のご意見に感謝感謝です!
「けいじばん」チェックが今日になり、大変失礼いたしました(_ _;;
お経ネタ、やっぱり神話の方が妥当でしたかね?
自分でも今だに神話に入れたような錯覚に陥ります;;
うちは仏壇ありますよ。家族は熱心な浄土宗徒です☆神道も祀ってますけど。

宗教の定義は仰る通りですね。
その定義に照らして日本は無神論者みたいに言われますけど、日本ほど宗教が日常生活に根づいている文化も珍しいと思うのに(笑)
神話好きながら、なぜかインドとエジプトだけはよく理解できてなくて;;
仏教自体は哲学だと個人的には思っていて、それが「歴史の小舟」の方にアップした理由だったりするんですが、まさにセレーネさんが仰るように、哲学的自力更生から他力本願へと仏教の本質が移行していったことで、仏教は学問から信仰へと変容していったのかなと思っています。
小乗から大乗への移行がその本質に与えた影響は非常に大きい気がします。
学問の積み重ねや苦行を経なければその本質に至れないとすれば、衆生を救うことは難しいですよね。学問的理解を捨てて救済を目指した時点で、宗教化したといえるのかもしれません。

観音様の出自までは意識していませんでしたが、これは非常にエキサイティングですね♪
ゾロアスターの二元論がユダヤに、神の造形は仏教に受け継がれたというのは非常に興味深いです。
地域的に言語も東西両方に伝播していることは指摘されることですが(粳とrice、閼伽とaquaの関係性は指摘されるところです)、言語と一緒に概念だって伝播していないわけがないのであって。
そう考えると当然のはずなのに、それでもゾロアスターとの関係を指摘されるとインパクトあります(笑)
そういや、お水取りの行事などもゾロアスターとの関係性を指摘されてもいますよね。

北欧神話は資料が少ないためにその起源が辿れないのは残念です;;
オーディンはコーカサスに起源を持つとも言われるので、関係あってもおかしくないはずなんですが。
でも、観音様ってもともと男性でしたよね?となるとアナーヒターとの関連は性別無視ってことになるんでしょうか?一般的には仏像に性別なしと言われますが。

興味尽きないです(^^)
またお暇があれば、いろいろご教示ください<(_ _)>
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 ReDel
Name セレーネのためいき
仏教が仏教から遠ざかっていった(笑)理由は、古来からいろいろ考えられてきたんですが、根本的で一番の理由は、きっとお釈迦様が偉大すぎたってことなんだと思います。
自らの努力でもって悟りの境地にたどり着くなんて、一部の天才でないと成し得ない偉業ですから、いくらそういう素地のあったインドの人達でさえ匙を投げ出してしまうほど実現が困難な超絶秘儀だったわけで、世界中の宗教が神様に縋ることによって浮世の辛さを忘れようとするのと正反対ですもんねぇ。

仏教の世界では、宗派をいくつかの括りで分けることがありますが、観音菩薩はそのどれにでも顔を出す忙しい仏様です。
お釈迦様の時代の伝統から、自分でお経を読んだり山岳を踏破したり真冬に水をかぶったりして修行する人達と、そういうことをして悟りを得るのに、我々は何度生まれ変わって修行しなければいけないのか分からないし、実際にお釈迦様が得た涅槃の境地と同じところに辿り着けるかどうか分からないから、ここはひとつ先達の力を借りようというんで、阿弥陀如来の悟りの力で極楽へ行こうと考えた人達と。
または、お経にすべてが表されているんだから、お経を読むことが即ち修行であり功徳であると考える人達と、仏の真実はお経の中にあるのではなくて、お釈迦様が唱えた言葉そのものの中にこそあるんだと考えて、日々古代インドのサンスクリット語(のようなもの)を真言として大切にする人達と。

観音様の出自はこれがまた謎でありまして、仏教成立の遥か以前から崇拝されていたとする説もあって、そういう場合ゾロアスター教のアフラ・マツダの娘アナーヒターに行き着くそうです。
二神論というか二元論というか、とにかくゾロアスター教そのものは忘れられていったのですが、その核心部分はキリスト教の中でハルマゲドンとして生き残り、神様の中のあるものはそれが東へ伝わって観音様に、西へ伝わってアルテミスになっていったのではないかとする学説もあります。


ってことで、私が拝む観音様と管理人さんがお好きなフレイヤって、もしかして同根だったなんてこともあったりして・・・、ねぇ?(笑)
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 ReDel
Name セレーネのためいき
アヴァローキテーシュヴァラ、日本語では観音様は、日本に入ってきた仏教の中のスーパースターでありまして、悩める人がその名を唱えるとどこからでも飛んで来て助けてくれるという、まるで月光仮面かウルトラマンのような存在に祀り上げられてしまいました。
本来は、お釈迦様がシャーリープトラ(舎利弗)に観音様の悟りの極意を授けるというシチュエーションでドラマが展開する般若心経も、悪霊よけの道具にされたり、ガンダーラにお経を貰いに行く玄奘三蔵の毒蛇よけの道具にされたりして、すっかり庶民に馴染みのモノになっちゃいました。

言い換えれば、観音様が居たからこそ日本でこれだけ仏教が隆盛を迎えることが出来たわけで、そうじゃなきゃ今頃はなんだか分からない宗教が蔓延してたかもしれません。
日本人がせっせと仏教について教えを請いに行っていた中国も同じで、様々な宗派は淘汰されて、今では座禅を組みながら「南無阿弥陀仏」を唱えるんだそうですよ(笑)
だから、仏教史を研究するなら日本へ行けというのが世の合言葉だそうで、文明や文化の流れ着く先としては少し効用があるのかも、なんて思っちゃいますね(^^)
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 ReDel
Name セレーネのためいき
ではでは、お言葉に甘えまして一言…。
久々にこちらを訪れて『歴史の小船』を拝見しておりましたが、なんで歴史のコーナーにお経の話が出てるんだろか、と疑問に思いつつも楽しく読ませていただきました。
で、ついつい悪い癖が頭をもたげてしまいまして、一言だけ言わせてくださいませ。
管理人さんのお宅には仏壇などございますでしょうか?
もしかしてクリスチャンでいらしたなら、この質問は愚問ですのでご容赦ください。
いや、もしかして、オーディンに祈りを捧げる日々かもしれませんが。

ま、それは措いといて。
管理人さんが色々とお調べになった事柄は、私も通ってきた道筋ですので、ちょこっと私見を述べさせていただきますと…。
宗教の定義(これだってヨーロッパの視点だからあちら風に解釈されちゃってますけど)からすれば、原始仏教は宗教じゃないことになっちゃいます。
宗教には崇拝する対象と霊廟もしくは宗教施設(詰るところ、お寺とか教会ってことですね)が無きゃいけないそうで、その点からしても野原で立ち尽くしてたり、太陽を睨み付けたり、絶食してたり、木の下で瞑想してたりすることで「悟り」というなんだか訳の分からないものを体得しようとするだけの行為は、理解の範疇を超えてるんだそうです。
で、そのうち、本場の人達もそう思ったんでしょう。
なんかに縋らないと人間は生きていけないぞ、と。
そんなとき、アフガニスタン辺りで興った神様がインドへ入って来ちゃいました。
それが今の阿弥陀如来の原型ってことになってます、はい、定説では。
本名をアミタユースとか、アミターパとかいって、光を具現した神様だそうで、人間が背負う業や罪障をものの見事に消し飛ばしちゃう優れものだったそうですよ。
おそらくは、こういう神様が仏教に取り込まれていった過程で、仏教も宗教というカテゴリーに入ることが出来たんだと思いますが、そこから先は多神教の本家本元のインドらしく、まさしく仏様の百花繚乱。
もう本来の仏教とは似ても似つかない、でも宗教としては完全体の大乗仏教が出来上がったわけで・・・。
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 ReDel
Name eika-k(管理人)
Re:セレーネのためいきさん
おおお☆
ご無沙汰でした〜☆
是非是非一言聞かせてやってくださいませ。
文字制限、確か2000字くらいだったかと思います☆
二回に分けてくださっても結構ですよ(^^)
いつでもお待ちしております<(_ _)>
ようやく歴史、更新しました;;
神話の方も一つネタ書きかけてるんで…ああああああ、でもたぶんアップは来年ですねえ(- -;;
セレーネさんもどうぞよいお年をお迎えください(^^)
年末年始天気大荒れらしいんで;;
お風邪など召されませんようご自愛ください<(_ _)>
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 ReDel
Name セレーネのためいき
こんちわ。
お久しぶりであります。

歴史の小舟を拝見しておりまして、般若心経の件について一言私見を、と思いましたが、文字数制限に引っかかってしまいました(笑)
その時点で一言じゃない、とは思いますがまたの機会にいたします。

ではでは、恒例の年末のご挨拶でした。
良いお年をお迎え下さいませ。
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 ReDel
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